こんにちは、BARENのMayumiです。
がんの告知をされてから治療が始まるまで、気持ちがついて行かないこともあるのですが、できるだけ準備はしておいた方が良いと思いました。
私が抗がん剤治療前に準備しておけばよかったと思うことや、調べたことをまとめてみました。
>>「抗がん剤による脱毛で起きること」はコチラからお読みください。
やっておくとよいこと
ヘアカット
①たくさん抜けたように見えてしまう
②抜けた毛と抜けていない毛が寝ている間などに絡まってしまいとれなくなる(私は巨大な毛玉ができたので根元からカットしました)
ただしバリカンで刈るなど短くしすぎると、衣類や帽子に抜け毛が刺さってちくちくしたり処理しづらくなることもあるため気をつた方がいいです。
私の場合は、このくらいにカットしました↓
それ以前はロングだったので、結構新鮮でした。

口腔ケア
口腔粘膜は代謝の早い細胞であるため、抗がん剤の影響を受けやすく、口内炎や味覚障害など様々なトラブルが生じる可能性があります。
治療が始まるまでに時間がある場合は歯科医院でクリーニングをしてもらうことが望ましいですが、ない場合は歯磨きやフロスをキチンとしてセルフケアをしましょう。
スキンケア
治療中は皮脂や汗の分泌が少なくなり、肌が乾燥しやすくなります。
予防には日頃のスキンケアが有効で、発症を予防・重症化を防ぐことができます。
①肌を清潔に保つ
洗浄剤は低刺激・弱酸性のものを選びましょう。熱いお湯は肌を乾燥させてしまうので、40度以下のぬるま湯で洗い流します。柔らかいタオルやガーゼを使って洗い、水分を拭き取る時も、こすらず押し当てて水分を吸収します。
②肌の保湿
保湿剤も低刺激・弱酸性のものを使用しましょう。塗りたいところに何箇所か保湿剤をおき、こすらずに手のひらで抑えるように塗り広げていきます。
③外的刺激対策
帽子や日傘、長袖の上着などで肌の露出を避け、日焼けしないようにしましょう。
日焼け止めは刺激の少ないノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)のものを選びましょう。衣類も化学繊維のものは避け、綿素材のものを選ぶと良いでしょう。
メイクは違和感がある時は控えた方が良いですが、どうしても必要な場合は低刺激の敏感肌用を使いましょう。メイクを落とす時は、乳液タイプかジェルタイプにし、オイルタイプは避けましょう。
体調管理
抗がん剤治療前は、体調を整えることが重要です。睡眠時間を確保する、適度な運動(散歩や軽いストレッチなど)をする、便秘予防のために食生活を改善する、飲酒やタバコは控えるなどを意識して、体調を管理していきましょう。
また感染症対策として、手洗い・うがい・歯磨きは徹底して行いましょう。
日常生活の調整
できる限り、周りの人に協力を求めることも大切です。
働いている人は職場に状況を相談し、治療のタイミング・仕事の内容・勤務時間などの調整をしましょう。
お子様がいる方は家族内で役割分担するか、相談できる人がいなければがん相談支援センターなどへ相談することもできます。
一人暮らしの方はサポートして欲しいことを頼れる人に相談してみましょう。
病院への交通機関の確認・送迎のお願い
抗がん剤の種類や処方される薬によっては車の運転ができないため、病院への公共交通機関の確認や、サポートしてくれる方への相談をしておくと良いでしょう。
知っておきたいこと
治療中のシャンプー方法・頭皮ケア
髪の毛や頭皮へのダメージを抑えるために、治療中のヘアケア用品の選び方や、ケア方法などを知っておきましょう。詳しくはコチラ
脱毛中のメイク方法
治療中は髪の毛だけではなく、眉毛やまつ毛まで抜けることがあります。メイク方法も事前に情報収集しておくとよいでしょう。
準備しておくとよいもの
- 医療用ケア帽子・ウィッグ
- 室内・就寝用帽子
- 不織布の使い捨てヘアキャップ(抜ける髪の毛をキャッチするため)
- 刺激の少ないシャンプーやトリートメント、柔らかいブラシ
- マスク(鼻毛脱毛用)
- 伊達メガネ(まつげ脱毛用)
>> バレない、蒸れない、締め付けない!
がんを告知されてから治療が始まるまでは不安と焦りを感じると思います。家族や友人など周りの人にも手伝ってもらい、準備を整えて治療に臨んでくださいね。